老眼用コンタクトレンズってどうなんだろう?

老眼コンタクトってどうなの?

普段はメガネではなくコンタクトを使っていた人は近くが見えにくくなってきた場合どうすればいいのでしょうか?

 

メガネを普段から使っている場合は遠近両用メガネなどに切り替えると、老眼鏡を使わなくても手元も見えるようになります。

 

また遠近両用メガネではなく普通のメガネを使っている場合も、近くを見るときだけはメガネを外せば見えるようになるという方が多いのではないでしょうか。

 

(私もその一人で40歳過ぎくらいからは近視に調整されたメガネをかけているとスマホや本などの文字が見えにくくなり、近くを見るときはメガネを外すようになりました。)

 

ですが、コンタクトレンズの場合はこれができません。
メガネなら外せますが、コンタクトはその都度外ずわけにはいきません

 

ですので、もうコンタクトは使えないかな・・・とあきらめかけていましたが、今は「遠近両用コンタクトレンズ」というものがあるのです。

 

これは遠近両用メガネと同様に、遠くも近くも見えるというコンタクトレンズです。
それほど歴史は古いわけではなく、有名コンタクトレンズメーカーのアキュビューが日本初の遠近両用2週間交換ソフトコンタクトレンズ「 アキュビュー バイフォーカル」を発売したのが2000年の2月です。
その後いろいろなメーカーが参入してきていますが、まだまだより良いものへと進化をしている途中です。

 

「聞いたことはあるけど、使ったことはない。どんな感じなんだろう?」

 

と思っている方も多いでしょう。

 

ここではこの老眼用コンタクト(遠近両用コンタクトレンズ)について、通常のコンタクトレンズとどのようなところが違っているのか、仕組みや問題点、そして選び方なども含めしっかり解説したいと思います。

 

 

【遠近両用コンタクトレンズにはこんなメリットもあります】

老眼鏡

老眼になると近くのものが見えづらくなるため老眼鏡などを使う必要があります。

しかし、老眼鏡を使う場合には何か手元で作業する必要があるときには老眼鏡を掛け、作業が終わると老眼鏡を外す、という風に少々面倒かもしれません。
運転するときに老眼鏡を掛けっぱなしだったりすると大変なことになりますよね。
老眼になったら老眼鏡を使わないといけないので面倒だ、というイメージがあるかもしれませんが、老眼用のコンタクトレンズなどかけたり外したりと言った面倒が必要がない。

 

 

 

老眼用コンタクトの仕組みと通常のコンタクトの違い

ピント調整機能

老眼用コンタクトの働きは、一言で言えば眼球のピント調節機能を助ける働きで通常のコンタクトレンズと同じです。

しかし、通常のコンタクトレンズは遠くのものが見えやすくなるように調整されているのに対して、老眼用コンタクトレンズは遠くのものも近くのものもどちらもピントを調整できるように作られています。

 

 

人間の視界には遠くのものの情報と近くのものの情報が入ってきて、必要に応じてピントを切り替えています。

 

例えば部屋でパソコンの画面を見ているとき、机の上などと言った周囲の様子はぼやけていますよね。
飲み物を取りに出歩くときは壁や廊下にピントを合わせて歩いているかもしれません。
このように、人間の眼は状況に応じて注目するものが違っているので、その時々でピントを調節して対応しています。

 

眼が悪くなるというのはこのピント調節機能の低下を意味しているので、コンタクトレンズや眼鏡を使うことでこの機能を補強しているわけです。

 

通常のコンタクトレンズはコンタクトの全体に目的に応じた度数のレンズが入っていて、遠くのものが見えづらい人は遠くのものにもピントが合いやすくなるような調整がされています。

 

老眼が進むと近くのものが見えづらいため、近くのものが見えるような老眼鏡のような老眼専用コンタクトレンズを使うということも方法としては考えられます。
ですが、そのようなコンタクトレンズを使う場合、遠くのものが見えづらくなってしまうため、コンタクトを外さないと遠くを見ることができず、本末転倒です。
実際にこういった老眼専用コンタクトというのは聞いたことがありません。

仕組み

 

遠近両用コンタクトレンズ(老眼用コンタクトレンズ)はそのような問題を解決するために技術力で作られた製品で、中心部には遠くを見るレンズ、端のほうには近くを見るというように1枚の中でどちらのレンズも使われています。

 

そのため、遠近どちらも自然に見ることができるような工夫が施されていて、老眼の方でも事あるごとに外す必要がないのです。
このような仕組みから、老眼用コンタクトレンズは遠近両用コンタクトレンズと呼ばれています。

 

遠くのものにピントを合わせる部分と近くのものにピントを合わせる部分がどちらも使われているというのはすべての老眼用コンタクトレンズに共通するのですが、製品やメーカーによっては中心に近くのものを見るレンズが使われている、
近視・手元・近視・手元と何層かになっているなど、異なっているところもあります。

 

ただし、老眼用コンタクトは通常と異なるレンズの仕組みをしていますから、慣れるまでは使いづらく、見えづらいというのが実際の声です。
「遠くもまあまあ見える、近くもまあまあく見える」というくらいに考えておいた方ががっかりしなくて済みます。

 

眼への負担も気になるところでしょう。

 

ですが、遠近両用コンタクトレンズ(老眼コンタクト)は、まだまだ歴史の浅い商品。
最近はたくさんのメーカーが異なった特徴を持った遠近両用コンタクトレンズを提案しているので、メーカーの更なる技術の進化に期待しながら自分にあった老眼用コンタクトを見つけてみましょう。

 

老眼コンタクト(遠近両用コンタクト)の種類

アキュビューより2000年に日本で初めて発売になった老眼用コンタクトですが、この時の遠近両用コンタクトレンズは2週間交換のタイプのものでした。
その後各メーカーでいろいろなものが開発され、現在は

 

2週間交換使い捨てタイプ
ワンデーコンタクト(1日使い捨てコンタクト)
ハード
ソフト

 

と4つの形式が揃ってきています。

 

種類が多いのは2週間交換使い捨てタイプで一番の売れ筋ですが、近年になりワンデータイプも発売されるようになりこちらも人気が高くなっています。
老眼用コンタクトの場合は毎日使うというよりはスポットで使いたいという人も多いので、これからはますますワンデータイプが普及してくるのではないかと思います。

 

老眼コンタクトの販売メーカー

今では主要メーカーはほとんど扱うようになってきました。

 

シード

メニコン

  • 2週間交換使い捨てタイプ【シード2weak pure マルチステージ】
  • ワンデーコンタクト【シード 1day pure マルチステージ】
  • ハードコンタクト【シード マルチフォーカルO2】
  • ソフトコンタクト【シード マルチフォーカルO2ノア】
  •  

    メニコン

    メニコン

    • 2週間交換使い捨てタイプ【プレミオ Premio】
    • ハードコンタクト【MF メニフォーカルZ】

     

    アキュビュー

    アキュビュー

    • ワンデーコンタクト【ワンデー アキュビュー モイスト マルチフォーカル】

    ※2週間交換使い捨てタイプのバイフォーカスは2015年6月末で販売終了になりました

     

    ボシュロム

    ボシュロム

    • 2週間交換使い捨てタイプ【メダリスト プレミア マルチフォーカル】【メダリスト マルチフォーカル】【メダリスト フレッシュフィット コンフォートモイスト】
    • ワンデーコンタクト【バイオトゥルー ワンデー マルチフォーカル】

     

    クーパービジョン

    クーパービジョン

    • 2週間交換使い捨てタイプ【バイオフィニティ マルチフォーカル】
    • ワンデーコンタクト【プロクリア ワンデー マルチフォーカル】

     

    アルコン

    アルコン

    • 2週間交換使い捨てタイプ【エア オプティックス アクア】
    • ワンデーコンタクト【デイリーズ トータル ワン】

     


     

    以上のようなコンタクトレンズが老眼コンタクトとして発売されています。

     

    老眼コンタクトの選び方

    眼科医でフィティング

    老眼コンタクト(遠近両用コンタクトレンズ)は眼科医で作ります。

    ここでいろいろフィティング検査をして度数ハード、使い捨てなどのタイプにするのかを決めていきます。

     

    どこの眼科医もいくつかの種類のメーカーのものは取り揃えているはずですが、全メーカーのものがおいてあるわけではありません。

     

    ですのでこのメーカーのこのコンタクトがいいなと思ってもその眼科医になければ購入できないので、
    決まったメーカーがある場合はそのメーカーの取り扱いがある眼科医を選んで受診することをおすすめします

     

    加入度数ADDについて

     

    老眼コンタクトの場合は上記の「老眼用コンタクトの仕組みと通常のコンタクトの違い」のところでも説明しましたが、1枚のレンズの中で遠くも近くも見えるようになっています。

     

    眼科医でのフィティング検査では通常のコンタクトと同様に遠くが見えるように度数を図り調整します。
    そしてこの後、近くを見るための調整を行います。

     

    ここで使われるのが加入度数というものです。(英語ではadditionと言い、ADDと略されます)
    加入度数とは近くを見るときと遠くを見るときの差のことで、+1.00、+2.00というように老眼が進んでいる場合はこの度数が高くなっていきます
    個人差はありますが、ADDのおおよその度数は以下の通りです。

     

    +1.00 40歳〜45歳
    +1.50 45歳〜50歳
    +2.00 50歳〜55歳
    +2.50 55歳〜60歳
    +3.00 60歳〜65歳
    (この数値は老眼鏡や遠近両用メガネを選ぶ際の度数と同じです。→老眼鏡・遠近両用メガネの選び方

     

    使い捨てコンタクトの場合はADDが間に合わない場合も・・・

    コンタクトの加入度数

    遠くを見るための度数はどこのメーカーもかなりの近視まで対応をしていますが、ADDの度数に関してはそれほど強い加入度数を用意していない商品もあります。

     

    かなり老眼が進行してる場合は加入度数を高くしないと、遠くは見えても近くはぼやけたままです。

     

    ですので遠近両用コンタクトを作る際は、希望するメーカーのコンタクトがどの程度の加入度数に対応しているかあらかじめ調べておきましょう
    そしてそのメーカーのコンタクトレンズを扱っている眼科医を受診するのがおすすめです。

     

     

    ※加入度数参考例
    メニコンハードコンタクト【MF メニフォーカルZ】の場合は +1.00〜+2.50D(0.50D間隔)
    クーパービジョン2週間交換使い捨てタイプ【バイオフィニティ マルチフォーカル】 +1.00Dと +1.50D の2段階
    ワンデーコンタクト【ワンデー アキュビュー モイスト マルチフォーカル】LOW: +0.75D〜+1.25D、MID: +1.50D〜+1.75D、HIGH: +2.00D〜+2.50D の3段階
    ボシュロム2週間交換使い捨てタイプ【メダリスト プレミア マルチフォーカル】LOW 〜+1.50D、HIGH〜+2.50D  の2段階

     

     

    老眼用コンタクトの見え方は?

    手元がはっきり

    老眼用コンタクト(遠近両用コンタクト)の見え方は、口コミ評判でも聞いたことがあるかもしれませんが、正直に言うと、

    「遠くもなんとなく見える、近くもまあまあ見える」というのが本当のところです。

     

    ですが通常のコンタクトでは手元がかなり見えにくくなってしまっている方にとっては、この老眼コンタクトは魔法のコンタクトになるはずです。

     

    もうコンタクトは無理かな・・・とあきらめることはありません。
    上記の選び方等も参考に是非検討してみてください。

     

    ※でもこれ以上老眼を進行させないように老眼サプリも是非取り入れてください!→老眼サプリへ

    私の老眼コンタクト

    私も遠近両用コンタクトレンズは持っています。

    普段はメガネを使用していますが、ちょっとしたお出かけの時はおしゃれもしたいのでコンタクトになりました。
    若い時はずっとコンタクトで過ごしていたのですが、そのうちだんだんとメガネの頻度が多くなり、近くが見えにくくなってからはほぼ100%メガネになってしまいました。

     

    できるだけ老眼が進行しないように老眼サプリや目のトレーニング等で頑張っていますが、さすが近視用のコンタクトでは手元の細かい文字は見えにくいのです。
    旅行などはできればコンタクトにしたい・・・でもガイドブックの小さい文字はコンタクトをしたままだと見えないのです。
    メガネなら外せば見えるので、仕方なくメガネに。
    でも遠近両用のコンタクトを作ってからはかなり改善。上記でも解説した通り、近くも遠くもバッチリは見えません。
    ですが、ある程度は見えます。

     

    メガネは嫌だなあ・・・と思っている方、またおしゃれもできますよ!
    遠近両用コンタクトレンズおすすめできます。