アントシアニンの効果・効能って?

アントシアニンについての解説

目に良いことで知られるアントシアニンですが、実際の効果と働きはどんなものなのでしょうか。

どんなメカニズムで、どう目に働きかけているのか、目の中でアントシアニンがどう機能しているのかも気になります。
また、どんな食品をどう食べるのが効果的なのかなどについても知っておきたいものです。

 

ここでは老眼回復・目に有効な成分として有名な「アントシアニン」についてさらに詳しくみてみましょう。

 

アントシアニンとは?

ブルーベリー

アントシアニンは、ブルーベリーを代表とする果物や野菜に豊富な色素です。
語源がギリシャ語の花を意味するantosと、青を意味するcyanosというだけあって、青紫色の植物に多いのが特徴です。
といっても、全てが青や紫になるわけではありません。

 

赤やピンクの花にも、アントシアニンが含まれているものがあります。
例をあげるとサルビアやペチュニアなどがあり、ほかにもたくさん存在しています。

 

これはアントシアニンには500種類以上の種類があることが、理由のひとつです。

 

アントシアニンには、中性かアルカリ性、酸性かによって色が変わる性質もあり、イメージが強い青になるのはアルカリ性の時です。
酸性の時は赤、中性の時は紫に変わります。

 

アントシアニンは色素であると同時に、ポリフェノールの仲間でもあります。
ポリフェノールにも多くの種類がありますが、大きく分類するとフラボノイド系とフェノール酸系の2つに分けられます。

 

フラボノイド系は色素でできているという特徴があり、アントシアニンもフラボノイドです。
ポリフェノールの90パーセントがフラボノイドで、紫外線から植物を守る役割をしています。

 

同じ仲間には、お茶に含まれるカテキンや大豆に含むイソフラボンがあります。
フラボノイドには抗酸化作用など、さまざまな健康効果が注目されています。

 

その仲間であるアントシアニンにも、たくさんの効能が期待できることが分かってきています。
その中でもっとも関心が寄せられているのが、目に対しての効果です。

 

特に疲れ目には即効性があるといわれ、アントシアニンを含む果実が注目されるようになりました。
特に有名なのはブルーベリーですが、ほかにもアントシアニンが含まれる植物はたくさんあります。
身近なところではナスや紫キャベツ、紫いもといった野菜が代表的です。

 

アントシアニンの効果と働き

 

ではアントシアニンの効果についてみてみましょう。
アイケアとして有名はアントシアニンですが、実はびっくりするほどいろいろな効果・効能があります。

 

疲れ目の回復

 

4時間で効果

アントシアニンに期待できる効果で特に良く知られているのは、疲れ目の回復でしょう。
また夜目が効くようになることから、夜の運転の際の事故防止にも役立ちます。

 

摂取から回復までの時間が短いのが大きな特徴で、4時間で効果が出始めるといわれています。
運転する予定や、目を酷使する仕事をする予定がある時は、その4時間前にアントシアニンを摂取しておくと高い効果が期待できます。

 

ただし効果の持続性は弱く、24時間が目安ですので毎日の摂取が望まれます

 

アントシアニンが疲れ目を回復させたり、暗い場所でものを見えやすくさせるのは、ロドプシンの回復を早めるからです。
ロドプシンとは、網膜に存在する物質の名前で、光の情報を映像として認識するための仲介役的存在です。

 

ロドプシンは、光が当たると、1度タンパク質とビタミンAに分解されます。
再びロドプシンが働けるようになるためには再合成する必要がありますが、目を酷使していると再合成が間に合わなくなります。

 

夕方になると目が霞んだり、暗いところでものが見えにくくなるのはそのためです。

 

アントシアニンは、この分解から合成までの時間を短くする効果が期待できます

 

抗酸化作用で目の老化を防ぐ

 

またポリフェノールでもあるアントシアニンには、高い抗酸化作用もあります
であれば、血管の老化を遅らせるのには、効果を期待できるはずです。
目にも老化が原因で起こる老眼や白内障がありますが、アントシアニンの抗酸化作用が、その予防の手助けをしてくれます。

 

 

抗炎症作用・抗潰瘍作用

 

アントシアニンには強い抗炎症作用、抗潰瘍作用もあります。
その効果は痛み止めなどに使われる有名なアスピリンの10倍ともいわれています。
薬と異なりアントシアニンは胃に負担がかかりませんから、これも是非知っておきたい効果です。

 

毛細血管を保護し糖尿病網膜病の予防

 

目の網膜にも毛細血管がたくさんありますが、毛細血管は細胞に栄養や酸素を運ぶために透過性が必要です。
ただし透過性が良すぎると、水分や血液が必要以上に外に出て、不都合も起きてきます。
具体的にはむくみやじんましん、湿疹や出血があります。
アントシアニンには血管を保護、強化する効果が期待できる、デルフィニジンという物質が含まれています
デルフィニジンが血管を保護、強化してくれることで毛細血管が破れて、眼底、硝子体出血が起こりやすくなる糖尿病網膜症になりづらくなります
血液の循環もよくなり、冷え性の解消にもつながると考えられます。
網膜の毛細血管の血液の循環が良くなれば、疲れ目の回復もスムーズになります。
眼圧が高くなり過ぎなくなり、緑内障の予防にも役立ちます

 

コラーゲンを安定させ角膜を保護

角膜の保護

眼球には硝子体と水晶体、角膜と網膜など、コラーゲンが含まれている場所が多いです。
アントシアニンには、このコラーゲンを安定させる効果も期待できます。
このコラーゲンは、ものがしっかり見るためや、細菌やウイルスから目を守るために役立っています。
ですからコラーゲンを安定させることが角膜の保護にもなり、病気になりにくい目や、視力を安定させることにもつながるのです。
老眼の原因は水晶体が酸化して固くなることといわれていますが、この現象を食い止めるためにも、コラーゲンが役立ちます。

 

皮膚を保護、病気の予防、肝臓の回復なども

肝臓の回復

アントシアニンの抗酸化作用は、皮膚の状態の良さを保つ効果も期待できます。
細胞の老化を遅らせたり、細菌やウイルス、有害物質から守る効果も期待できるため、さまざまな病気の予防にも役立つと考えられます。
血液中のγ-GTPとGOT、GPT値を正常に戻すことが実験でも証明されていることから、肝臓機能の回復にも期待が持たれています。

 

アントシアニンでダイエット

ダイエットにもアントシアニン

目に良い影響があることで、注目を浴びたアントシアニンですが、ダイエットのためにも役立つことが分かってきています。
イギリスで行われた実験では、フラボノイドを摂取し続けた人の体重が、摂取した量に応じて減っていたという結果が出たそうです。
そしてその中で、最も効果が高かったフラボノイドが、アントシアニンでした。
喫煙や運動の習慣に関係なく、この結果が出たということで、運動嫌いな人やたばこをやめられない人には朗報ですね。
血行がよくなり、冷え性の解消につながることも、1つの要因ではないかと予想できます。

 

体の錆に強くなり、新陳代謝がよくなることも関係しているのかもしれません。

 

アントシアニンには、新しく脂肪が作られるのを邪魔したり、脂肪の排出をサポートしたりする役割もあるとされています

 

この能力が存分に発揮されれば、体脂肪率や内臓脂肪も減り、動脈硬化の予防にもつながっていくでしょう。
血糖値を下げる効果も期待できることから、肥満やメタボと関係の深い糖尿病のケアにもなるのです。

 

この能力は、アントシアニンが含まれる餌をマウスに食べさせた実験の結果でも、証明されています。

 

 

まとめるとアントシアニンの期待できる効果は・・・・

  • 疲れ目の回復
  • 糖尿病網膜症の予防
  • 冷え性の解消
  • 緑内障の予防
  • コラーゲンを安定させ角膜を保護
  • 皮膚を保護
  • 細菌やウイルスなどから体を守り病気を予防
  • 肝臓機能の回復
  • ダイエット効果

 

など。
眼にいいというだけではなく、体の様々な部分に作用してくれるのがアントシアニンなのです。

 

アントシアニンの副作用はあるの?

サプリメントで副作用

アントシアニンは食物にも含まれる自然の成分です。
ですので副作用などはありません。
推奨範囲の摂取量ならもちろん問題はありませんし、過剰に摂取したとしても基本的にアントシアニンは24時間で体から排出されますので副作用につながるような症状に発展することはありません。

 

ただ、自然の食品からの摂取ではなくサプリメントで摂取する場合は、粗悪な添加物などが入っていると、その影響で副作用が起こることは考えられます。
(老眼サプリに限らずサプリメントを選ぶ際はしっかり質のいいものを選びたいものです。)

 

 

アントシアニンが多く含まれる食べ物

 

アントシアニンが多く含まれることで、一躍脚光を浴びたのがブルーベリーです。

 

種類が豊富なアントシアニンですが、ブルーベリーには15種類が含まれています
アントシアニンが含まれている食品は、ほかにもたくさんありますが、この種類の多さがブルーベリーの強みです。

 

そのうち抗酸化作用が期待できるといわれるデルフィニジン系と、ペチュニジン系の占める割合も高いです。

 

ブルーベリーよりもすごい?!ビルベリー

ビルベリー

このブルーベリーよりも、アントシアニンがたくさん入っているのが、ブルーベリーの原生種のビルベリーです。

 

種類はブリーベリーと同じ15種類ですが、その量はブルーベリーの数倍になります

 

アントシアンの種類は、何百種類もあります。
ビルベリーのアントシアニンの種類の比率を見てみると、1番多いのがデルフィニジン系で、2番目がペチュニジン系です。
デルフィニジン系とペチュニジン系は、抗酸化作用が期待できるアントシアニンです。

 

ブルーベリーと比べても含まれるアントシアニンの中で、デルフィニジン系とペチュニジン系の割合が高いのです。
ということは、アントシアニンが豊富といわれているブルーベリーの、何倍もの抗酸化作用が期待できるということになります。

 

ですので最近のアイケアサプリ・老眼サプリにはブルーベリーよりもビルベリーが主原料になっていることが多くなっています。

 

 

こんな食物にもアントシアニンが!

 

ベリー類にはアントシアニンが豊富なものが多く、ジャムなどに使われるラズベリーやブラックベリーもその1つです。
ブルーベリーの色から想像できるとおり、青と紫が濃い食品には、アントシアニンが多く含まれている傾向があります。

 

色が名前にもなっている紫いもや紫キャベツにも、色や名前から想像できるとおりに、アントシアニンが多く含まれています。
昔から食べ慣れている野菜やくだものにも、アントシアニンが含まれたものがたくさんあります。

 

ナスのナスニン

特に馴染みの深い野菜では、ナスがあり、これはナスニンという種類です。

ブドウなど、身近な果物にもアントシアニンは含まれています。
リンゴは、実よりも皮のほうに豊富です。

 

私たちは昔から、知らない間にアントシアニンの恩恵を受けていたのです。

 

カシスもアントシアニンが含まれますが、種類は少なめです。
種類は少ないものの、抗酸化作用が期待できるデルフィニジン系とペチュニジン系が含まれているので、健康と美容への効果がいろいろ期待できます。

 

話題になったアサイーも、アントシアニンが含まれる食品で、アントシアニンの他にもカルシウムや食物繊維も豊富です。
そのため骨粗鬆症の予防や、便秘解消への活躍も期待されています。

 

そのほかにも、黒大豆や小豆などの豆類にも含まれています。

 

アントシアニンは、身近なものから最近話題になったものまで、多くの食品に含まれているのです。
アントシアニンの種類が違うものを食べ分けて、相乗効果を狙うこともできます。

 

また今、体に必要な種類のアントシアニンが含まれている食品を選んで食べることも可能です。

 

1日にどのくらい摂取すればいい?

 

疲れ目の回復を期待してアントシアニンを摂取するなら、1日に40ミリグラムから90ミリグラムくらいが適量とされています。
ブルーベリーで換算すると、果実で摂る場合は60グラムから300グラムで、粒にしてみると30粒から150粒です。

 

乾燥したブルーベリーだと12グラムから25グラムで、粒にすると、30粒から60粒になります。

 

ジャムなら40グラムから90グラム、ブルーベリーエキスだと120ミリグラムから250ミリグラムが目安です。
1人で1度に食するには、ちょっと辛い量ですね。

 

 

アントシアニンの効果が持続するのは24時間といわれていますから、毎日この量を摂取しなければいけません。

 

毎日1日の必要量をブルーベリーの食品から摂取するのは、かなり困難といっていいでしょう。
ブルーベリーの数倍のアントシアニンが含まれるとされるビルベリーなら、この量を減らすことができそうですね。
ただしビルベリーの生の実を日本で手に入れるのは、まだちょっと難しいようです。

 

手に入ったとしても、そのまま食べると苦みがあって、味はいまいちです。

 

ブルーベリーやビルベリーのアントシアニンを取り入れたいなら、やはりサプリメントやから摂取するのが効率的です。

サプリメントで摂取

もちろんサプリメントだけに頼らず、食事から栄養をバランスよく摂った上での服用が望まれます。
薬ではありませんから、今かかっている病気を直接治したり、速攻で症状を和らげたりするものではないことを理解しておきましょう。
あくまで補助食品である、という認識を持つことが大切です。

 

またアントシアニンは、ビタミンCと一緒に摂ることで成分が安定しやすくなります。

 

ブルーベリーのジャムやジュースを作る時は、レモンを少し加えるのがおすすめです。
生で食べられる赤玉ねぎもアントシアニンが豊富な食品なので、これにレモン入りのドレッシングをかけて食べても相乗効果が期待できます。

 

 

 

更年期にもおすすめのアントシアニン

老眼のケアにもなり、骨を丈夫にする効果も期待できる植物にも含まれていて、さらにダイエットに役立つアントシアニンは、更年期の女性には特におすすめです。

もちろん若い人にもおすすめで、肌を綺麗にしたり、パソコンやスマホで疲れた目を癒したりする効果も期待できます。
お酒を飲む機会が多い男性の肝臓のケアにもなりますから、老若男女問わずおすすめです。

 

目にいいといわれるアントシアニンは、本当に目に必要な働きがあり、しかも、その働きは1つではありません
多方面から目の機能に働きかけ、衰えていく見える力を応援してくれています。
目の他にも、体の中にも外にもいい影響を与えてくれているので、有効に活用したいですね。

 

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